エンドトキシン投与による骨髄よりの血球遊出能の変動について

白血病その他の悪性腫: 瘍治療時, グラム陰牲敗血症の発症が近時問題となつている. この場合には臨床的にシヨツク状態を呈することが多く, この原因がエンドトキシンによることが開らかとなつてきている. そこでわれわれは実験的に家兎にエンドトキシンを静注, 大腿骨骨髄より遊出する血球の変動について観察した. その結果, 骨髄からの遊出血球の大部分が明らかに減少すること, さらに骨髄より赤芽球, 幼若穎粒球が多数に遊出するなどを認め, これらの成因について考察した....

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Veröffentlicht in:医療 1977/08/20, Vol.31(8), pp.770-774
Hauptverfasser: 伊藤, 宗元, 与那原, 良夫, 川戸, 正文, 福井谷, 祐一, 剣持, 諒, 田村, 昇, 小野, 増彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:白血病その他の悪性腫: 瘍治療時, グラム陰牲敗血症の発症が近時問題となつている. この場合には臨床的にシヨツク状態を呈することが多く, この原因がエンドトキシンによることが開らかとなつてきている. そこでわれわれは実験的に家兎にエンドトキシンを静注, 大腿骨骨髄より遊出する血球の変動について観察した. その結果, 骨髄からの遊出血球の大部分が明らかに減少すること, さらに骨髄より赤芽球, 幼若穎粒球が多数に遊出するなどを認め, これらの成因について考察した.
ISSN:0021-1699
1884-8729
DOI:10.11261/iryo1946.31.770