食器消毒に関する研究

患者食器の消毒, 洗滌には普通, 蒸気煮沸による消毒と, 洗剤による洗滌の方法が行なわれているが, 薬剤により消毒と洗滌を同時に行ない作業を合理化し, しかも消毒も完全でありうるかを検討する目的で, 数施設が共同し, 両性界面活性剤と非イオン界面活性剤混合液を使用して, 日常の作業場の条件の下において研究を行なつたので, その結果を報告する. 研究は昭和37年度, 昭和38年度と両年度にわたり行なわれたが, 37年度は小倉, 善通寺, 相模原, 岡山, 大阪, 名古屋, 世田谷, 札幌, 国府台の9施設, 昭和38年度は, 世田谷を除いた, 残りの8施設において担当された. 消毒, 洗滌に使用...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:医療 1965, Vol.19(6), pp.489-492
Hauptverfasser: 安倍, 弘昌, 鈴木, 敏雄, 下田, 晶久, 伊藤, 典夫, 須田, 正三, 服部, 忠, 神木, 照雄, 村上, 元正, 香川, 正博, 水上, 省二
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:患者食器の消毒, 洗滌には普通, 蒸気煮沸による消毒と, 洗剤による洗滌の方法が行なわれているが, 薬剤により消毒と洗滌を同時に行ない作業を合理化し, しかも消毒も完全でありうるかを検討する目的で, 数施設が共同し, 両性界面活性剤と非イオン界面活性剤混合液を使用して, 日常の作業場の条件の下において研究を行なつたので, その結果を報告する. 研究は昭和37年度, 昭和38年度と両年度にわたり行なわれたが, 37年度は小倉, 善通寺, 相模原, 岡山, 大阪, 名古屋, 世田谷, 札幌, 国府台の9施設, 昭和38年度は, 世田谷を除いた, 残りの8施設において担当された. 消毒, 洗滌に使用した両性界面活性剤と非イオン界面活性剤混合液は, ハイパールNo20の0.1%溶液である. ハイパールNo20〔Alkyl poly(amino ethyl)glycine-HCl 10w/v%Polyoxyethylene alkyl phenyl ether 20w/v%〔R3-C6H4O(CH2CH2O)nH R3=C8H17 n=7.5~8.5〕〕
ISSN:0021-1699
1884-8729
DOI:10.11261/iryo1946.19.489