造影EUSで観察した膵lymphoepithelial cystの2例

60歳代の2例のLECを経験した.2例とも膵から外側に突出する多房性嚢胞性腫瘤像を呈していた.EUSにより,嚢胞内に高エコー構造物あるいは充実様を呈する所見を認めたが,ソナゾイド®造影では高エコー構造物および充実様部には造影効果を認めず,隔壁のみが造影された.造影EUSは,病変内部の貯留物の判定に有用であり,LEC診断の一助になる可能性が示唆された....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2013, Vol.110(10), pp.1823-1830
Hauptverfasser: 松本, 和幸, 加藤, 博也, 友田, 健, 榊原, 一郎, 野間, 康宏, 山本, 直樹, 園山, 隆之, 堤, 康一郎, 貞森, 裕, 岡田, 裕之, 八木, 孝仁, 山本, 和秀
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:60歳代の2例のLECを経験した.2例とも膵から外側に突出する多房性嚢胞性腫瘤像を呈していた.EUSにより,嚢胞内に高エコー構造物あるいは充実様を呈する所見を認めたが,ソナゾイド®造影では高エコー構造物および充実様部には造影効果を認めず,隔壁のみが造影された.造影EUSは,病変内部の貯留物の判定に有用であり,LEC診断の一助になる可能性が示唆された.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.110.1823