動脈塞栓術が有効であった胃十二指腸仮性動脈瘤十二指腸内穿破の1例

症例は77歳男性.平成13年10月に膵頸部の膵管内乳頭粘液性腫瘍に対して膵分節切除術を施行されている.平成16年1月に吐下血にて当院へ搬送された.上部消化管内視鏡検査では十二指腸球部に拍動をともなう粘膜下腫瘤様の隆起性病変が認められ,CTでは膵頭部付近に径1.5cmの動脈瘤を指摘された.腹部血管造影検査により胃十二指腸仮性動脈瘤と診断し,コイル塞栓術を施行した.その後十二指腸内へコイルの逸脱を認めたが,再出血なく経過中である....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2007, Vol.104(10), pp.1498-1503
Hauptverfasser: 高井, 淳, 岡部, 純弘, 青木, 信裕, 高田, 真理子, 山本, 修司, 木本, 直哉, 藤田, 幹夫, 岡田, 明彦, 河南, 智晴, 滝本, 行延, 織野, 彬雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は77歳男性.平成13年10月に膵頸部の膵管内乳頭粘液性腫瘍に対して膵分節切除術を施行されている.平成16年1月に吐下血にて当院へ搬送された.上部消化管内視鏡検査では十二指腸球部に拍動をともなう粘膜下腫瘤様の隆起性病変が認められ,CTでは膵頭部付近に径1.5cmの動脈瘤を指摘された.腹部血管造影検査により胃十二指腸仮性動脈瘤と診断し,コイル塞栓術を施行した.その後十二指腸内へコイルの逸脱を認めたが,再出血なく経過中である.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.104.1498