Helicobacter pylori除菌により消退した癌化過形成性胃ポリープの1例

症例は80歳,女性.胃過形成性ポリープの経過観察中,生検組織中に組織異型が指摘された.尿素呼気テストでHelicobacter pylori陽性のため,除菌療法を施行,1,6,12カ月後の内視鏡検査でポリープの縮小,18カ月後の消失を確認した.生検組織の見直しにて癌化をともなう過形成性ポリープと診断された.その後7年間の経過観察において再発は認めず,除菌療法が有効であったまれな症例を経験した....

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Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 2005, Vol.102(5), pp.559-563
Hauptverfasser: 田邊, 裕貴, 原, 久人, 大坪, 力, 三代川, 斎之, 佐野, 博昭
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は80歳,女性.胃過形成性ポリープの経過観察中,生検組織中に組織異型が指摘された.尿素呼気テストでHelicobacter pylori陽性のため,除菌療法を施行,1,6,12カ月後の内視鏡検査でポリープの縮小,18カ月後の消失を確認した.生検組織の見直しにて癌化をともなう過形成性ポリープと診断された.その後7年間の経過観察において再発は認めず,除菌療法が有効であったまれな症例を経験した.
ISSN:0446-6586
1349-7693
DOI:10.11405/nisshoshi.102.559