3.消化器疾患と分子生物学-診断と治療の可能性-(公募)(日本消化器病学会・日本膵臓学会・日本胆道学会合同)

現在あらゆる医学分野において分子生物学的手法による研究が進められており, その理解なくしては現代医学を語ることは不可能な時代となった. 消化器病学においてもその例外ではなく, 肝, 胆, 膵領域さらに上部, 下部消化管領域においても分子生物学的研究が盛んである. しかし我々臨床医からみると, これらの研究のどれほどが疾患の診断, 治療に活かされているのかということに若干の疑問を感ぜざるを得ない. そこで本シンポジウムでは, 主に上部, 下部消化管ならびに胆, 膵の領域における分子生物学的手法の診断, 治療への応用の可能性について討論したいと考えている. これらの消化器癌の診断と治療及び予後判定...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本消化器病学会雑誌 1996, Vol.93 (7), p.518-518
Hauptverfasser: 寺野彰, 長町幸雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:現在あらゆる医学分野において分子生物学的手法による研究が進められており, その理解なくしては現代医学を語ることは不可能な時代となった. 消化器病学においてもその例外ではなく, 肝, 胆, 膵領域さらに上部, 下部消化管領域においても分子生物学的研究が盛んである. しかし我々臨床医からみると, これらの研究のどれほどが疾患の診断, 治療に活かされているのかということに若干の疑問を感ぜざるを得ない. そこで本シンポジウムでは, 主に上部, 下部消化管ならびに胆, 膵の領域における分子生物学的手法の診断, 治療への応用の可能性について討論したいと考えている. これらの消化器癌の診断と治療及び予後判定, 細菌やウイルスの同定, 創傷治癒過程の解析, 内視鏡を用いた膵液などの遺伝子学的解析, 胆道の細胞診への応用, あるいは遺伝子治療など, 本シンポジウムが21世紀へ向けての消化器領域での分子生物学のmile stoneとなるべく, 診断と治療の可能性に関する多くの演題を期待する.
ISSN:0446-6586