人工芒硝泉浴の循環動態, 脳, 皮膚血流に及ぼす影響

[目的] 人工芒硝泉浴の健常人の循環動態, 脳, 皮膚血流への影響を淡水浴と比較する. [対象および方法] 対象は健常人15名(男性12名, 女性3名), 平均年齢31±8.4歳. 被検浴は芒硝90 g/200Lを含み, 対照浴は同一の色素と香料のみを用いた. 臥床安静30分の後, 41℃, 10分間入浴した. 浴後は毛布で保温し, 30分間の安静とした. 舌下温・皮膚温, 心拍数, 血圧, 皮膚血流量, 指尖SpO_2 , 頭蓋内組織酸素飽和度を経時的に測定した. また, ホルター心電図を装着し, 心拍変動の周波数領域解析を行い, 高周波成分(HF:0.15~0.40 Hz)を副交感神経活動...

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Hauptverfasser: 上下智之, 堀切豊, 川平和美, 田中信行, 渡邊智, 藤原敏雄
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:[目的] 人工芒硝泉浴の健常人の循環動態, 脳, 皮膚血流への影響を淡水浴と比較する. [対象および方法] 対象は健常人15名(男性12名, 女性3名), 平均年齢31±8.4歳. 被検浴は芒硝90 g/200Lを含み, 対照浴は同一の色素と香料のみを用いた. 臥床安静30分の後, 41℃, 10分間入浴した. 浴後は毛布で保温し, 30分間の安静とした. 舌下温・皮膚温, 心拍数, 血圧, 皮膚血流量, 指尖SpO_2 , 頭蓋内組織酸素飽和度を経時的に測定した. また, ホルター心電図を装着し, 心拍変動の周波数領域解析を行い, 高周波成分(HF:0.15~0.40 Hz)を副交感神経活動成分とし, 低周波成分(LF:0.04~0.15 Hz)とHFの比(LF/HF)を交感神経活動成分として, 自律神経活動への影響を比較した.
ISSN:0029-0343