内膜破壊術のための条件設定の検討

目的 レゼクトスコープによる内膜破壊術は, 閉経前の不正出血や過多月経等に対して, 有効で簡便な方法である. ローラーボール電極による内膜の切除は子宮穿孔の危険性がなく安全な方法であるが, 内膜切除が不完全となる可能性がある. そこで, in vitroで適切な高周波の条件設定を検討した. 方法 14例の子宮筋腫等良性疾患で摘出した子宮を使用した. 分泌期8例, 増殖期2例, 萎縮期4例であった. ローラーボール電極(Storz)を内膜面に強くあてて通電した. electrosurgical unitはAspenを使用した. 通電の条件はそれぞれ凝固波40-70w, 切開波60-90w, 混合...

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Hauptverfasser: 田中耕平, 佐藤孝明, 真田広之, 七里和良, 藤盛亮寿
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的 レゼクトスコープによる内膜破壊術は, 閉経前の不正出血や過多月経等に対して, 有効で簡便な方法である. ローラーボール電極による内膜の切除は子宮穿孔の危険性がなく安全な方法であるが, 内膜切除が不完全となる可能性がある. そこで, in vitroで適切な高周波の条件設定を検討した. 方法 14例の子宮筋腫等良性疾患で摘出した子宮を使用した. 分泌期8例, 増殖期2例, 萎縮期4例であった. ローラーボール電極(Storz)を内膜面に強くあてて通電した. electrosurgical unitはAspenを使用した. 通電の条件はそれぞれ凝固波40-70w, 切開波60-90w, 混合波60-90wとした. 通電時間は1秒から4秒とした.
ISSN:1884-9938