膝屈伸動作における身体重心動揺の発育発達と加齢的変化
膝屈伸動作の身体重心動揺の経年変化を, 身体バランス解析システムで, その発達発育と加齢的変化を検討した. 「対象と方法」対象は男子平均年齢6.5歳の70名と女子平均年齢7.0歳の51名を検討した. 立位両眼開眼の膝屈伸動作の身体動揺性を三次元加速度変換器(AS-TG,ASQ-5 CA, 共和), 足底部の圧力点を重心動揺解析(G5500, アニマ), 足底部圧力を圧力分布測定(BIG-MAT, ニッタ), 身体重心動揺は三次元動作解析(VM-WIN,MPジャパン)で解析し, 等尺性最大筋力を試作下肢上肢筋力計(TU-BR,TEAC)と下肢外転筋力計(Aikoh Eng. )で測定した. 「結...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 膝屈伸動作の身体重心動揺の経年変化を, 身体バランス解析システムで, その発達発育と加齢的変化を検討した. 「対象と方法」対象は男子平均年齢6.5歳の70名と女子平均年齢7.0歳の51名を検討した. 立位両眼開眼の膝屈伸動作の身体動揺性を三次元加速度変換器(AS-TG,ASQ-5 CA, 共和), 足底部の圧力点を重心動揺解析(G5500, アニマ), 足底部圧力を圧力分布測定(BIG-MAT, ニッタ), 身体重心動揺は三次元動作解析(VM-WIN,MPジャパン)で解析し, 等尺性最大筋力を試作下肢上肢筋力計(TU-BR,TEAC)と下肢外転筋力計(Aikoh Eng. )で測定した. 「結果と考察」立位両眼開眼の膝屈伸動作で, 身体重心近位の臍部の三次元の身体加速度は, X軸(前額面)の動揺は少ないが, Y軸(矢状面)の動揺は顕著であった. Y軸方向の動揺にて, 身体動揺の発育発達と加齢の同定の可能性が示唆された. 足底部圧力点の移動が, 発育発達で, びまん型から前後型へと推移していた. 足底部圧力点の動揺速度, 動揺面積は, 男女ともに6歳まで急速に低下し, 動揺速度は9歳時点から, 動揺面積は6歳時点でほぼ安定化していた. 男女では, 女子の方が動揺速度, 動揺面積とも男子に比較して安定していた. 足底部圧力点の分布は発育発達とともに, 膝伸展時に後足部, 膝屈曲時に前足部へ集中する移動が明瞭に分離してくる傾向が認められた. 身体動揺は, Z軸に対するXとY軸の動揺の相互作用を捉えるべきである. |
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ISSN: | 0034-351X |