TSB式下腿義足の懸垂効果の測定

【目的】ICEROSSを使用した全表面荷重式(TSB)下腿義足の懸垂効果を検討するため, X線学的研究を行った. 【対象と方法】下腿切断者の9例, 10肢(平均年齢34歳, 平均断端長19.8 cm)を対象にした. 膝30゜屈曲位で5 kgの重錘負荷時と片脚起立時に, 下肢側面X線像を撮影した. 骨断端からソケット底面までの距離を測定し, その差を断端移動距離とした. 同一被検者でTSB義足とPTB義足での断端移動距離を比較した. 次に, TSB義足重錘負荷時に軟部断端から内ソケット底面までの断端下間隙を測定し, 断端の状態やスタンプソックスが懸垂効果に与える影響を検討した. 【結果】1)断端...

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Veröffentlicht in:リハビリテーション医学 1996, Vol.33 (11), p.869-869
Hauptverfasser: 横串算敏, 成田寛志, 石井清一, 野坂利也
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】ICEROSSを使用した全表面荷重式(TSB)下腿義足の懸垂効果を検討するため, X線学的研究を行った. 【対象と方法】下腿切断者の9例, 10肢(平均年齢34歳, 平均断端長19.8 cm)を対象にした. 膝30゜屈曲位で5 kgの重錘負荷時と片脚起立時に, 下肢側面X線像を撮影した. 骨断端からソケット底面までの距離を測定し, その差を断端移動距離とした. 同一被検者でTSB義足とPTB義足での断端移動距離を比較した. 次に, TSB義足重錘負荷時に軟部断端から内ソケット底面までの断端下間隙を測定し, 断端の状態やスタンプソックスが懸垂効果に与える影響を検討した. 【結果】1)断端移動距離はTSB義足で2.53 cm, PTBで3.6 cmであった(p
ISSN:0034-351X