O-27 相模原市マンモグラフィ併用検診導入後の変化と超音波診断
【はじめに】相模原市では, 2006年4月より, 視触診・マンモグラフィ(MMG)併用検診が導入された. 我々はMMG検診の影響, 特に非浸潤性乳管癌(ductal carcinoma in situ:DCIS)の出現とDCISの超音波診断について, MMGの結果と比較検討した. 【対象と方法】当院に受診し, 乳癌と診断されて手術施行した症例をMMG検診導入前5年間(282例)とMMG検診導入後2年2ヶ月(143例)に分けて, DCISの検出率を比較した. また, MMGと超音波検査(US)との比較は, MMG検診導入後にDCISと診断された16例について行った. 【結果】DCISの検出率は,...
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Veröffentlicht in: | 日本乳癌検診学会誌 2008, Vol.17 (3), p.374-374 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【はじめに】相模原市では, 2006年4月より, 視触診・マンモグラフィ(MMG)併用検診が導入された. 我々はMMG検診の影響, 特に非浸潤性乳管癌(ductal carcinoma in situ:DCIS)の出現とDCISの超音波診断について, MMGの結果と比較検討した. 【対象と方法】当院に受診し, 乳癌と診断されて手術施行した症例をMMG検診導入前5年間(282例)とMMG検診導入後2年2ヶ月(143例)に分けて, DCISの検出率を比較した. また, MMGと超音波検査(US)との比較は, MMG検診導入後にDCISと診断された16例について行った. 【結果】DCISの検出率は, MMG検診導入前5年間が6.7%(19例), MMG検診導入後2年2ヶ月が11.2%(16例)だった. また, MMGとUSの比較検討では, MMG, USともに異常所見の症例が11例, MMGでは良性判断, USで異常所見の症例が4例, MMGでは異常所見, USで良性判断の症例は1例だった. 【まとめ】視触診・MMG併用検診導入後, DCISの検出率が上昇した. また, MMGとUSとの比較検討では, MMGで異常所見のない症例でも, USでは検出できた症例もあり, USのDCISの診断への有用性が示唆された. |
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ISSN: | 0918-0729 |