WS3-4 石灰化病変に対するMRMの有用性の評価 -マンモトーム生検の適応について

【目的】石灰化病変に対して, MRMの有用性を評価し, マンモトーム生検の適応について検討する. 【対象と方法】対象は安曇総合病院, 信大附属病院で施行された石灰化に対するマンモトーム生検症例中, 生検前にMRMを施行した110例(C3-62, C4-39, C5-9). MRMはダイナミック撮像し, 石灰化に重なる造影効果の有無をマンモトーム生検の結果と対比し検討した. 【結果】マンモトーム生検の結果は[正常, 良性]71(64.5%/C3-44/C4-24/C5-3), [鑑別困難]11(10%C3-9/C4-1/C5-1), [悪性疑い]3(2.7%'C3-0/C4-3/C5-...

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Veröffentlicht in:日本乳癌検診学会誌 2006, Vol.15 (3), p.388-388
Hauptverfasser: 高山文吉, 藤森 実, 祢津久美子, 幸脇美和, 土屋眞一, 浜 善久
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】石灰化病変に対して, MRMの有用性を評価し, マンモトーム生検の適応について検討する. 【対象と方法】対象は安曇総合病院, 信大附属病院で施行された石灰化に対するマンモトーム生検症例中, 生検前にMRMを施行した110例(C3-62, C4-39, C5-9). MRMはダイナミック撮像し, 石灰化に重なる造影効果の有無をマンモトーム生検の結果と対比し検討した. 【結果】マンモトーム生検の結果は[正常, 良性]71(64.5%/C3-44/C4-24/C5-3), [鑑別困難]11(10%C3-9/C4-1/C5-1), [悪性疑い]3(2.7%'C3-0/C4-3/C5-0), [悪性]25(22.7%/C3-9/C4-11/C5-5)であった. 石灰化に重なる造影効果は51例46%で見られた. [悪性]25例(100%)[悪性疑い]2例(67%)[鑑別困難]7例(64%)[正常, 良性]17(24%)例であった. 石灰化に重なる造影効果が見られた場合, C3では41%, C4では59%, C5では71%が悪性疑いもしくは悪性であった. 【考察と結論】石灰化で見つかるDCISなど非常に小さな乳癌は, MRMにて悪性に典型的な早期より強い造影効果が見られないことが多く, dynamic MRMでも良悪の判定は困難である. 石灰化に重なる造影効果があれば積極的なマンモトーム生検の適応ありと考えられる.
ISSN:0918-0729