5 40歳代のマンモグラフィ検診の検討
【目的】当センターのマンモグラフィ検診において発見された乳癌症例のうち, 乳癌罹患率の高い40歳代における乳癌症例について検討した. 【対象】平成11~14年度に, 当センターでマンモグラフィ検診を受診した40歳代の4,627名と50歳以上の7,830名を対象とした. 【結果】40歳代と50歳以上の要精検率はそれぞれ21.6%, 15.9%, 乳癌発見数(乳癌発見率)はそれぞれ16例(0.35%), 26例(0.33%)であった. 発見乳癌について, 早期癌(旱期癌比率)は40歳代では10例(62.5%), 50歳以上では18例(69.2%)であった. 40歳代の発見乳癌16例のマンモグラフィ...
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Veröffentlicht in: | 日本乳癌検診学会誌 2003, Vol.12 (3), p.350-350 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】当センターのマンモグラフィ検診において発見された乳癌症例のうち, 乳癌罹患率の高い40歳代における乳癌症例について検討した. 【対象】平成11~14年度に, 当センターでマンモグラフィ検診を受診した40歳代の4,627名と50歳以上の7,830名を対象とした. 【結果】40歳代と50歳以上の要精検率はそれぞれ21.6%, 15.9%, 乳癌発見数(乳癌発見率)はそれぞれ16例(0.35%), 26例(0.33%)であった. 発見乳癌について, 早期癌(旱期癌比率)は40歳代では10例(62.5%), 50歳以上では18例(69.2%)であった. 40歳代の発見乳癌16例のマンモグラフィ所見は, 腫瘤のみ4例(早期癌3例, 進行癌1例), 石灰化のみ5例(全て早期癌), 石灰化を含む腫瘤4例(早期癌2例, 進行癌2例), 非対称陰影1例(進行癌), 石灰化を含む濃厚陰影1例(進行癌), 石灰化でdense breast1例(進行癌)であった. 【考察】要精検率において, 50歳以上と比較して40歳代がやや高い結果となったのは, 乳腺構造上, dense breastで読影判定が困難であったためと思われる. 乳癌発見率においては, 40歳代でも, 50歳以上と同様な結果が得られた. 【結語】40歳代でもマンモグラフィ検診の有用性があると思われる. |
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ISSN: | 0918-0729 |