10.出向とBMI増加との関連について
出向年数と労働者の健康への影響についての知見を得ることを目的に, BMIを指標に検討を行った. 対象者は2003年時点で製造業某事業場本体から出向している男性労働者348名とし, 出向年数によりA群:2年未満(n=147), B群:2年以上5年未満(n=80), C群:5年以上(n=121)に群別後, 1995年と2003年における生活習慣(運動, 喫煙, 飲酒習慣)およびBMIを比較した. 年齢は, 出向年数が長い群ほど平均年齢が高く, 分散分析により3群間に有意差が認められた. BMIが増加した者の割合は, A群が75%であり, B, C群と比較して高かった. 生活習慣については, 統計学...
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Veröffentlicht in: | 産業衛生学雑誌 2005-03, Vol.47 (2), p.101-101 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 出向年数と労働者の健康への影響についての知見を得ることを目的に, BMIを指標に検討を行った. 対象者は2003年時点で製造業某事業場本体から出向している男性労働者348名とし, 出向年数によりA群:2年未満(n=147), B群:2年以上5年未満(n=80), C群:5年以上(n=121)に群別後, 1995年と2003年における生活習慣(運動, 喫煙, 飲酒習慣)およびBMIを比較した. 年齢は, 出向年数が長い群ほど平均年齢が高く, 分散分析により3群間に有意差が認められた. BMIが増加した者の割合は, A群が75%であり, B, C群と比較して高かった. 生活習慣については, 統計学的には有意な変化は認められなかった. ロジスティック回帰分析では出向年数で分類した群別の説明変数のオッズ比が0.71(95%信頼区間:0.54-0.94)となった. 出向年数によるBMI変化の特徴を考慮した健康管理を行うことの必要が考えられた. |
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ISSN: | 1341-0725 |