再発する脳底動脈本幹部巨大動脈瘤にLVIS ステントを留置した1 例

【目的】再発を繰り返す大型, 巨大動脈瘤の治療選択肢は一定の見解はえられていない.Neuroform ステント併用コイル塞栓術後に,再発を繰り返す大型脳底動脈瘤に対して,Low-profile Visualized Intraluminal Support (LVIS)ステントを複数枚重ね治療した症例を報告する.【症例】47 歳男性.脳底動脈本幹部大型動脈瘤に対して,ステント併用のコイル塞栓術を施行.その後3 回の瘤内塞栓術を追加した.54 歳時,症候を有する再増大を認めた.整流効果による動脈瘤増大抑制を期待し,瘤内塞栓後,既存のステント内にLVIS ステントを3 枚留置し合併症なく終了した....

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Veröffentlicht in:脳血管内治療 2019, Vol.4(2), pp.71-76
Hauptverfasser: 菅, 一成, 石橋, 敏寛, 荏原, 正幸, 結城, 一郎, 村山, 雄一
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:【目的】再発を繰り返す大型, 巨大動脈瘤の治療選択肢は一定の見解はえられていない.Neuroform ステント併用コイル塞栓術後に,再発を繰り返す大型脳底動脈瘤に対して,Low-profile Visualized Intraluminal Support (LVIS)ステントを複数枚重ね治療した症例を報告する.【症例】47 歳男性.脳底動脈本幹部大型動脈瘤に対して,ステント併用のコイル塞栓術を施行.その後3 回の瘤内塞栓術を追加した.54 歳時,症候を有する再増大を認めた.整流効果による動脈瘤増大抑制を期待し,瘤内塞栓後,既存のステント内にLVIS ステントを3 枚留置し合併症なく終了した.【結論】脳底動脈本幹部大型動脈瘤の再発例に対して,LVIS ステント複数枚留置による治療は治療選択肢と期待される.
ISSN:2423-9119
2424-1709
DOI:10.20626/nkc.cr.2018-0013