直腸癌左主気管支, 気管内転移に対しPCPS補助下に切除した1例

症例は62歳, 男性. 1994年9月他院にて直腸癌の手術を受け, その後肺転移にて96年8月右下葉部分切除術. 97年12月右下葉切除+中葉部分切除術を受けた. 99年12月血痰あり, 左主気管支内に腫瘍を認め再発と診断されたが, 手術適応なしと判断し経過観察となっていた. その後呼吸困難が増強し, ステント留置目的にて2000年10月30日当科を紹介. 気管支鏡にて左主気管支は完全閉塞し気管左側壁にも扁平な腫瘤を認めた. 腫瘍は気管支壁内に留まっており切除可能と判断し, 11月21日レーザー焼灼術施行後01年1月11日PCPS補助下気管側壁および左気管主気管支管状切除術を施行した. 術後経...

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Hauptverfasser: 可児久典, 丹羽宏, 中前勝視, 山田健, 幸大輔, 水野武郎, 中根幸雄
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は62歳, 男性. 1994年9月他院にて直腸癌の手術を受け, その後肺転移にて96年8月右下葉部分切除術. 97年12月右下葉切除+中葉部分切除術を受けた. 99年12月血痰あり, 左主気管支内に腫瘍を認め再発と診断されたが, 手術適応なしと判断し経過観察となっていた. その後呼吸困難が増強し, ステント留置目的にて2000年10月30日当科を紹介. 気管支鏡にて左主気管支は完全閉塞し気管左側壁にも扁平な腫瘤を認めた. 腫瘍は気管支壁内に留まっており切除可能と判断し, 11月21日レーザー焼灼術施行後01年1月11日PCPS補助下気管側壁および左気管主気管支管状切除術を施行した. 術後経過良好である.
ISSN:0287-2137