Mucoepidermoid Carcinomaに対し気管開窓切除, 有茎肋間筋補填術を施行した1例

症例は74歳, 女性. 約1年前より時に咳嗽を認めるも放置していた. その後呼吸困難が増悪した為, 近医受診. 胸部レントゲン, 気管支鏡にて気管内に充満する腫瘍を認め, 精査加療目的に当科紹介された. 当初硬性気管支鏡下腫瘍生検術を予定していたが, 待機中突然呼吸困難が増強したため, 診断および救命目的に緊急で硬性気管支鏡下腫瘍切除, steal部にCryotherapyを施行した. 結果気管原発のMucoepidermoid Carcinomaと診断, さらに気管支鏡にて腫瘍の残存が疑われたため, 後日気管開窓切除, 有茎肋間筋補填術を行った. 本症例を若干の文献的考察を加えて報告する....

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Hauptverfasser:	麻田博輝, 東条尚, 貴志彰宏, 山本良二, 多田弘人
Format:	Tagungsbericht
Sprache:	jpn
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Zusammenfassung:	症例は74歳, 女性. 約1年前より時に咳嗽を認めるも放置していた. その後呼吸困難が増悪した為, 近医受診. 胸部レントゲン, 気管支鏡にて気管内に充満する腫瘍を認め, 精査加療目的に当科紹介された. 当初硬性気管支鏡下腫瘍生検術を予定していたが, 待機中突然呼吸困難が増強したため, 診断および救命目的に緊急で硬性気管支鏡下腫瘍切除, steal部にCryotherapyを施行した. 結果気管原発のMucoepidermoid Carcinomaと診断, さらに気管支鏡にて腫瘍の残存が疑われたため, 後日気管開窓切除, 有茎肋間筋補填術を行った. 本症例を若干の文献的考察を加えて報告する.
ISSN:	0287-2137