慢性関節リウマチの経過中に好酸球性肺炎, BOOP 所見を呈した 1 例
症例は81歳の男性。慢性関節リウマチの経過中, 胸部X線上間質性陰影出現し, 経気管支肺生検(TBLB)ならびに気管支肺胞洗浄液(BALF)でEosinophilic pneumonia (EP)と診断しステロイド剤投与を開始した。その後, いったん治療を中止し経過観察していたが, EP再燃したためステロイド剤投与を再開した。しかし再度胸部X線上浸潤影が出現し, TBLBで肺胞腔内への器質化性滲出物の出現やBALFでのリンパ球の上昇からBronchiolitis Obliterans Organizing Pneumonia (BOOP)と診断した。慢性関節リウマチに伴う肺病変で, EPからB...
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Veröffentlicht in: | 気管支学 1996/11/25, Vol.18(7), pp.683-689 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 症例は81歳の男性。慢性関節リウマチの経過中, 胸部X線上間質性陰影出現し, 経気管支肺生検(TBLB)ならびに気管支肺胞洗浄液(BALF)でEosinophilic pneumonia (EP)と診断しステロイド剤投与を開始した。その後, いったん治療を中止し経過観察していたが, EP再燃したためステロイド剤投与を再開した。しかし再度胸部X線上浸潤影が出現し, TBLBで肺胞腔内への器質化性滲出物の出現やBALFでのリンパ球の上昇からBronchiolitis Obliterans Organizing Pneumonia (BOOP)と診断した。慢性関節リウマチに伴う肺病変で, EPからBOOPへと経時的に変化した点は興味深く, 若干の文献的考察を加え, 報告する。 |
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ISSN: | 0287-2137 2186-0149 |
DOI: | 10.18907/jjsre.18.7_683 |