13.PBLチュートリアルにおいてリソース(参考図書)はどのような役割を果たしているのか-平成17年度口腔の生態系PBLおよび平成18年度顎口腔PBLより

「緒言」PBLチュートリアルでの“自己主導型学習”において, 参考図書, 参考文献, ホームページなどの“リソース(参考図書)”は必要不可欠なものである. 本大学では, “自己主導型学習”の成果を“学習成果のサマリー”として提出させている. 昨年の本学会の発表では, “リソース(参考図書)”を図書からではなく, 個人が開設しているホームページから引用しているものが多くみられたことを報告した. そこで, 今回は学生から提出された“学習成果のサマリー”に記載されている“リソース(参考図書)”についての分析と, “学習成果のサマリー”の評価との関連について検討した. 「資料および方法」“学習成果のサ...

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Veröffentlicht in:昭和歯学会雑誌 2006, Vol.26 (4), p.372-373
Hauptverfasser: 浅里仁, 伊佐津克彦, 片岡竜太, 馬谷原光織, 中島功, 須澤徹夫, 内海明美, 中村史朗, 岩佐文則, 木村裕一, 栗原華絵子, 長谷川篤司, 向井美惠, 井上富雄, 古屋良一, 佐藤裕二, 岡野友宏, 宮崎隆, 中村雅典
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「緒言」PBLチュートリアルでの“自己主導型学習”において, 参考図書, 参考文献, ホームページなどの“リソース(参考図書)”は必要不可欠なものである. 本大学では, “自己主導型学習”の成果を“学習成果のサマリー”として提出させている. 昨年の本学会の発表では, “リソース(参考図書)”を図書からではなく, 個人が開設しているホームページから引用しているものが多くみられたことを報告した. そこで, 今回は学生から提出された“学習成果のサマリー”に記載されている“リソース(参考図書)”についての分析と, “学習成果のサマリー”の評価との関連について検討した. 「資料および方法」“学習成果のサマリー”の記載に不備がない, 2005年12月に行った口腔の生態系PBL96名と2006年4月に行った顎口腔のPBL84名の“学習成果のサマリー”の“評価”とそれに記載された“リソース(参考図書)”を資料として用い, 分析・検討した. 「結果および考察」リソースの種類は, “必ず読むべき図書(コアリーディンク)”はやや減ったものの, “歯科医師や歯科学生に向けて書かれた図書(図書)”や“学会や各大学が歯科医師・学生を対象に書かれているH.P.(専門家向けH.P.)”は増えており, 全体としては, “自己主導型学習”のために, 正確な図書を用いている傾向であった. しかし, わずかではあったが, 患者や一般の人を対象に書かれているH.P.(患者向けH.P.)は増えていた. “学習成果のサマリー”の評価は, 大きな違いが認められなかった. 急速な発展を続けている歯科医学では, より正確で新しい情報を入手し, 臨床の場で提供していく必要がある. 今後は, 資料から必要な内容を抽出しまとめる力や, グループ内で知識を高めあう能力を育てていく必要性が示唆された.
ISSN:0285-922X