中大脳動脈瘤早期手術後に時期を異にして発生したangiospasmの1例について
時期を異にして両側へ発生したangiospasm例のCT及びr-CBFをfollowし得たので報告した. 症例は54歳女性. 意識障害で発症. 入院時意識レベルは(3), Hunt & Kosnik grade(III+I), 右CAGでMCAの動脈瘤と診断され, 発作後48時間で直達手術を行った. 術後, 意識レベルは改善したが, 9日目に左上下肢脱力が出現. 右CAGでdiffuseなspasm, r-CBFでは病巣のflowの低下を認めた. 昇圧療法で症状は改善したが, 23日目に再び意識レベルの低下, 右片麻痺を認め, 左CAGでsegmentalなspasm, r-CBFでは...
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Veröffentlicht in: | Neurologia medico-chirurgica 1983, Vol.23 (suppl), p.34-34 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 時期を異にして両側へ発生したangiospasm例のCT及びr-CBFをfollowし得たので報告した. 症例は54歳女性. 意識障害で発症. 入院時意識レベルは(3), Hunt & Kosnik grade(III+I), 右CAGでMCAの動脈瘤と診断され, 発作後48時間で直達手術を行った. 術後, 意識レベルは改善したが, 9日目に左上下肢脱力が出現. 右CAGでdiffuseなspasm, r-CBFでは病巣のflowの低下を認めた. 昇圧療法で症状は改善したが, 23日目に再び意識レベルの低下, 右片麻痺を認め, 左CAGでsegmentalなspasm, r-CBFでは左病巣のflowの低下を認めた. 昇圧療法後, 9日目の左CAGではspasmは寛解している. 我々は, 発作後9日目のspasmはhemoglobin近縁物質によると考えたが, 23日目に反対側に出現したangiospasmの病態は不明であった. |
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ISSN: | 0470-8105 |