知覚入力による視床中継核および体性感覚領野のニューロン活動と局所脳血流量の変動

^^133 Xe clearance法の開発はヒトの局所脳血流量の測定を可能にし, これにより精神作業(Ingvarら1967 7), 1974 8), Risbergら1968 12), 1973 13), 1975 14))や運動(Olescn 1971 11))に際して, その機能に関与していると考えられる大脳皮質の局所脳血流量が増加することが明らかにされた. その増加機序としては, 神経活動の増強に伴う代謝亢進, CO_2 産生の増加に由来する当該部位のvasodilatationによるものと解釈されてきた(Risbergら1973 13)). また, Sokoloffら(1978)...

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Veröffentlicht in:Neurologia medico-chirurgica 1980, Vol.20 (10), p.1007-1014
Hauptverfasser: 坪川孝志, 片山容一, 近藤勉, 上野裕壱, 林成之, 森安信雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:^^133 Xe clearance法の開発はヒトの局所脳血流量の測定を可能にし, これにより精神作業(Ingvarら1967 7), 1974 8), Risbergら1968 12), 1973 13), 1975 14))や運動(Olescn 1971 11))に際して, その機能に関与していると考えられる大脳皮質の局所脳血流量が増加することが明らかにされた. その増加機序としては, 神経活動の増強に伴う代謝亢進, CO_2 産生の増加に由来する当該部位のvasodilatationによるものと解釈されてきた(Risbergら1973 13)). また, Sokoloffら(1978) 18)が^^14 C-deoxyglucose法を用いて, 局所glucose代謝量と局所脳血流量との間に高い相関があることを示し, このmetabolic regulation説が一層確固たるものと考えられはじめた.
ISSN:0470-8105