悪性脳腫瘍のgrowth rateのCTによる計測

目的:悪性脳腫瘍の生長解析はautoradiography stathmokinetic method, flow-cytometryなどにより行われているが, 今回臨床的に経時的CTから悪性gliomaのgrowth rateを算出した. これを治療効果あるいは予後の判定に利用しようというのが本研究の目的である. 方法:CTでくり返し観察できた悪性gliomaにつき, CT上の腫瘍体積の経時的変化から, 星野らの生長解析理論に基づき腫瘍の発育速度を計算した. 便宜上腫瘍体積は, CT上contrast enhancement studyでのhigh density areaから求め, 細胞世...

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Veröffentlicht in:Neurologia medico-chirurgica 1979, Vol.19 (suppl), p.46-47
Hauptverfasser: 山下俊紀, 桑原武夫, 藤井聡, 藤野英世, 持松泰彦, 中島麓, 久間祥多
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的:悪性脳腫瘍の生長解析はautoradiography stathmokinetic method, flow-cytometryなどにより行われているが, 今回臨床的に経時的CTから悪性gliomaのgrowth rateを算出した. これを治療効果あるいは予後の判定に利用しようというのが本研究の目的である. 方法:CTでくり返し観察できた悪性gliomaにつき, CT上の腫瘍体積の経時的変化から, 星野らの生長解析理論に基づき腫瘍の発育速度を計算した. 便宜上腫瘍体積は, CT上contrast enhancement studyでのhigh density areaから求め, 細胞世代時間はTc=log(1+GF)/10gV_2/V_1 ・tにより2回のCTの腫瘍体積比から算出した. なおgrowth fractionは0.3とし, cell loss factorは無視した. CT scanはEMI 1010, W. L. 34, W. W. 100で撮影した画像を用いた.
ISSN:0470-8105