マウス培養歯胚に対する低出力レーザーの石灰化に関する研究

われわれは, 低出力レーザーの硬組織石灰化への影響を研究する目的で, マウス培養歯胚に低出力半導体レーザーを直接照射し, 至適照射時間, 照射日数の検討のため, 歯胚のアルカリフォスファターゼ活性, カルシウム量の測定, 組織学的観察を行った. その結果, 1日5分間照射で毎日照射したところ, 対照群に比べて, 3日目にアルカリフォスファターゼ活性, 7日目にカルシウム量の増加を認めた. 組織学的所見では, 7日目で対照群に比べてエナメル質の形成量の増加と, 象牙質の形成が認められた. 以上のことより, 1日あたり5分間で7日間照射が至適条件であると考えられた....

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Hauptverfasser: 石田悟, 磯部誠, 松下秀典, 吉田憲司, 深谷昌彦
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:われわれは, 低出力レーザーの硬組織石灰化への影響を研究する目的で, マウス培養歯胚に低出力半導体レーザーを直接照射し, 至適照射時間, 照射日数の検討のため, 歯胚のアルカリフォスファターゼ活性, カルシウム量の測定, 組織学的観察を行った. その結果, 1日5分間照射で毎日照射したところ, 対照群に比べて, 3日目にアルカリフォスファターゼ活性, 7日目にカルシウム量の増加を認めた. 組織学的所見では, 7日目で対照群に比べてエナメル質の形成量の増加と, 象牙質の形成が認められた. 以上のことより, 1日あたり5分間で7日間照射が至適条件であると考えられた.
ISSN:0288-6200