輸血医学を自己学習するためのe-learningシステムの構築

「はじめに」 日本輸血・細胞治療学会輸血教育検討小委員会(佐川公矯委員長;以下, 小委員会)は, 2006年に医育機関における輸血医学教育の標準化を目的として輸血医学教育標準カリキュラムを作成した. これは医・歯学生を対象として, 臨床実習前に習得しておくべきコア・カリキュラムを示したものである. 小委員会ではこのカリキュラムに沿った輸血医学の問題集を作成して, 2011年より日本輸血・細胞治療学会ホームページ上で公開している. この医・歯学生及び医療関係者のための輸血医学の自己学習システム(e-ラーニング)の構築経緯と, その利用状況について報告する. 「方法」 輸血医学教育標準カリキュラム...

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Veröffentlicht in:日本輸血細胞治療学会誌 2016/08/25, Vol.62(4), pp.572-578
Hauptverfasser: 日本輸血・細胞治療学会教育委員会, 児玉, 建, 熊川, みどり, 岩尾, 憲明, 今村, 潤, 佐川, 公矯
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」 日本輸血・細胞治療学会輸血教育検討小委員会(佐川公矯委員長;以下, 小委員会)は, 2006年に医育機関における輸血医学教育の標準化を目的として輸血医学教育標準カリキュラムを作成した. これは医・歯学生を対象として, 臨床実習前に習得しておくべきコア・カリキュラムを示したものである. 小委員会ではこのカリキュラムに沿った輸血医学の問題集を作成して, 2011年より日本輸血・細胞治療学会ホームページ上で公開している. この医・歯学生及び医療関係者のための輸血医学の自己学習システム(e-ラーニング)の構築経緯と, その利用状況について報告する. 「方法」 輸血医学教育標準カリキュラムは教育項目が5つの大項目(1. 輸血療法の概要と輸血前検査, 2. 血液製剤の種類と輸血, 3. 輸血の実際と自己血輸血, 4. 輸血による副作用と対策, 5. 血液に関わる法規, 輸血と移植)と中・小項目で構成されている.
ISSN:1881-3011
1883-0625
DOI:10.3925/jjtc.62.572