進行乳癌症例に対する末梢血幹細胞移植併用大量動注化学療法

進行・再発乳癌症例に対する術前補助化学療法としてMPA併用動注化学療法が, その化学療法剤の使用量を増加させることにより, 組織学的効果が増強することが確認されている. 今回PBSCTを併用することで大量動注化学療法を施行し得たので報告する. 症例は66歳, 女性. 右乳房に8.0×7.0cmの腫瘍を形成するT_4b N_2 M:Stage IVに対して, 導入療法としてepirubicin(EPI)120mgを投与し, G-CSF併用しPBSCHを行った. 大量動注療法(EPI 300mg)後, PBSCTを施行した. 臨床効果はPRで, 手術は右非定型乳房切除術+PS郭清を施行した. PB...

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Hauptverfasser: 八木橋厚仁, 遠藤輝夫, 佐々木正照, 岡崎稔, 岡崎亮, 湯山友一, 佐藤誠, 平田公一, 成松英明
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:進行・再発乳癌症例に対する術前補助化学療法としてMPA併用動注化学療法が, その化学療法剤の使用量を増加させることにより, 組織学的効果が増強することが確認されている. 今回PBSCTを併用することで大量動注化学療法を施行し得たので報告する. 症例は66歳, 女性. 右乳房に8.0×7.0cmの腫瘍を形成するT_4b N_2 M:Stage IVに対して, 導入療法としてepirubicin(EPI)120mgを投与し, G-CSF併用しPBSCHを行った. 大量動注療法(EPI 300mg)後, PBSCTを施行した. 臨床効果はPRで, 手術は右非定型乳房切除術+PS郭清を施行した. PBSCT併用大量動注化学療法の臨床経過と原発巣・転移リンパ節の組織学的効果について報告する.
ISSN:0546-1448