宮城県赤十字血液センターにおける採血業務の変更について

安全性の高い血液の効果的な採血と成分由来の血小板の確保のため, 採血業務の改善を進めた. (1)安全な血液を確保するため, (1)HIV感染の恐れのあるドナーヘの対応強化として, 立て看板や献血申し込み書で検査目的の献血辞退をお願いした. (2)成分献血者に対し, レフロトロンによるGPTの献血前簡易検査を実施した. またGPT高値ドナーヘの通知並びに説明のためのリーフレットを工夫した結果, GPT不合格が減少した. (2)成分採血由来の血小板の確保は, (1)移動採血にも拡大し, チューブの無菌接続装置や自動血球計数装置など機器の整備を行った. (2)血液分離と受け入れ時間の延長を計った....

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Hauptverfasser: 大久保利恵, 嶺怜子, 斉藤きみ子, 中野月子, 遠藤信義, 西岡克郎, 阿部光義, 佐藤秀雄, 伊田八州雄
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:安全性の高い血液の効果的な採血と成分由来の血小板の確保のため, 採血業務の改善を進めた. (1)安全な血液を確保するため, (1)HIV感染の恐れのあるドナーヘの対応強化として, 立て看板や献血申し込み書で検査目的の献血辞退をお願いした. (2)成分献血者に対し, レフロトロンによるGPTの献血前簡易検査を実施した. またGPT高値ドナーヘの通知並びに説明のためのリーフレットを工夫した結果, GPT不合格が減少した. (2)成分採血由来の血小板の確保は, (1)移動採血にも拡大し, チューブの無菌接続装置や自動血球計数装置など機器の整備を行った. (2)血液分離と受け入れ時間の延長を計った. 以上により, 血小板採血の比率が増加した. 今後もドナーの安全を守りながら, より積極的な採血業務の見直し, 改善を進めていきたい.
ISSN:0546-1448