臍帯を用いたMHCクラスI, クラスIIのDNAタイピング

「目的」 最近, 臍帯血は造血幹細胞の供給源として注目され, 本邦においては9カ所の臍帯血バンクが設立されている. このような状況下において, 血液センターの協力の役割の一つとしてHLAタイピングがある. 我々は臍帯血バンキングに不可欠のHLAタイピング検査用臍帯血の消費量を少なくする試みとして, 第20回日本造血細胞移植学会(1997年)にTCGFによる微量臍帯血からのHLAタイピングを報告した. 今回, その方法以外に臍帯よりDNAを抽出し, MHCクラスI, クラスIIのDNAタイピングを実施したので報告する. 「方法」 臍帯はDNAの抽出まで-20℃の冷凍庫に保存した. DNAの抽出は...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Hauptverfasser: 荒木延夫, 秋田真哉, 今栄幸輝, 合志博司, 能勢義介, 神前昌敏, 三戸壽, 藤林由佳, 原宏
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:「目的」 最近, 臍帯血は造血幹細胞の供給源として注目され, 本邦においては9カ所の臍帯血バンクが設立されている. このような状況下において, 血液センターの協力の役割の一つとしてHLAタイピングがある. 我々は臍帯血バンキングに不可欠のHLAタイピング検査用臍帯血の消費量を少なくする試みとして, 第20回日本造血細胞移植学会(1997年)にTCGFによる微量臍帯血からのHLAタイピングを報告した. 今回, その方法以外に臍帯よりDNAを抽出し, MHCクラスI, クラスIIのDNAタイピングを実施したので報告する. 「方法」 臍帯はDNAの抽出まで-20℃の冷凍庫に保存した. DNAの抽出は図1に示す方法で実施した.
ISSN:2186-9995