ヒト子宮頚管培養線維芽細胞のヒアルロン酸代謝に及ぼすホルモンの影響

妊娠末期の子宮頚管組織では, ヒアルロン酸(HA)が急激に増減し, 子宮頚管の熟化開大に重要な役割を果たしていると考えられる. しかし, このHAの劇的な変動の機構については全く解明されていない. そこで, ヒト子宮頚管におけるHAの合成と分解の調節, 及びそれに及ぼすホルモン等の影響について皮膚線維芽細胞のそれと比較検討した. 〔方法〕手術時採取した子宮頚管と皮膚の組織片を培養し, 得られた線維芽細胞の培地に[^^3 H]グルコサミンと高分子[^^14C]HAを同時に添加し, それぞれの放射活性を経時的に追跡することによりHAの合成と分解との相互関係を調べた. 更に培地中に各種のホルモンやサ...

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Hauptverfasser: 田中幹二, 斎藤良治, 高垣啓一, 遠藤正彦, 池谷仁志
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:妊娠末期の子宮頚管組織では, ヒアルロン酸(HA)が急激に増減し, 子宮頚管の熟化開大に重要な役割を果たしていると考えられる. しかし, このHAの劇的な変動の機構については全く解明されていない. そこで, ヒト子宮頚管におけるHAの合成と分解の調節, 及びそれに及ぼすホルモン等の影響について皮膚線維芽細胞のそれと比較検討した. 〔方法〕手術時採取した子宮頚管と皮膚の組織片を培養し, 得られた線維芽細胞の培地に[^^3 H]グルコサミンと高分子[^^14C]HAを同時に添加し, それぞれの放射活性を経時的に追跡することによりHAの合成と分解との相互関係を調べた. 更に培地中に各種のホルモンやサイトカイン等を添加し, HA代謝に及ぼす影響を検討した.
ISSN:0916-572X