2-7 L-テアニンによる日中眠気に対する評価の研究
テアニン(L-テアニン)はお茶の旨みに関与する成分のアミノ酸の一種である. テアニンの生理効果については様々な研究がされており, これまでの研究において我々はテアニンの夜間の睡眠に対する効果をヒトボランティア試験により確認した1). しかし, テアニンを摂取した場合, 強い眠りを誘発する効果は自動車運転中, 作業中に危険を生じる可能性がある. そこで, テアニンの摂取における日中の眠気に対して確認を行った. 方法 対象者は, 研究内容に関して十分な説明を受け, 協力に同意した健常日勤男性27~41歳(36.4±4.5歳;平均±標準偏差, 以下同様)である. 対象者は, 問題となるような治療中の...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 日本生理人類学会誌 2005, Vol.10 (1), p.114-115 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | テアニン(L-テアニン)はお茶の旨みに関与する成分のアミノ酸の一種である. テアニンの生理効果については様々な研究がされており, これまでの研究において我々はテアニンの夜間の睡眠に対する効果をヒトボランティア試験により確認した1). しかし, テアニンを摂取した場合, 強い眠りを誘発する効果は自動車運転中, 作業中に危険を生じる可能性がある. そこで, テアニンの摂取における日中の眠気に対して確認を行った. 方法 対象者は, 研究内容に関して十分な説明を受け, 協力に同意した健常日勤男性27~41歳(36.4±4.5歳;平均±標準偏差, 以下同様)である. 対象者は, 問題となるような治療中の疾患や過去の既往歴がなく, 睡眠健康に関して著しい不都合のない者とした. 試験はプラセボをコントロールとしたクロスオーバー, ダブルブラインド試験により実施した. 試験期間中の生活は通常通り行うようにし, 過度の飲酒および喫煙は控えるよう要請した. また, 睡眠前および起床後にカフェインが入っているコーヒー, お茶, 健康ドリンクなどの摂取はしないようにした. |
---|---|
ISSN: | 1342-3215 |