2-P1-18 地域高齢者におけるセルフ・メイドの機能的口腔ケアプログラムの効果

【目的】 高齢者の誤嚥性肺炎の予防と口腔機能改善を目指し, 高齢者がセルフ・メイドできる機能的口腔ケアプログラム案を開発し, その効果を検証することを目的とした. 【方法】 プログラム案開発:国内外の文献およびエキスパート15名への質問紙調査の結果をもとに, 1)舌の運動, 2)口唇と頬の運動, 3)呼吸の運動について各々3種類の運動案を作成した. 研究対象:シニアクラブに所属し, 残存歯が10本以上ある65歳以上の高齢者20名を無作為に, 機能的口腔ケアを実施する群9名(男性5名, 女性4名, 平均年齢73.8歳)と, 実施しない群12名(男性8名, 女性3名, 平均年齢76.3歳)に分けた...

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Veröffentlicht in:日本摂食・嚥下リハビリテーション学会雑誌 2010, Vol.14 (3), p.544-544
Hauptverfasser: 深田順子, 鎌倉やよい, 熊澤友紀, 百瀬由美子, 吹田麻耶, 横矢ゆかり, 米田雅彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】 高齢者の誤嚥性肺炎の予防と口腔機能改善を目指し, 高齢者がセルフ・メイドできる機能的口腔ケアプログラム案を開発し, その効果を検証することを目的とした. 【方法】 プログラム案開発:国内外の文献およびエキスパート15名への質問紙調査の結果をもとに, 1)舌の運動, 2)口唇と頬の運動, 3)呼吸の運動について各々3種類の運動案を作成した. 研究対象:シニアクラブに所属し, 残存歯が10本以上ある65歳以上の高齢者20名を無作為に, 機能的口腔ケアを実施する群9名(男性5名, 女性4名, 平均年齢73.8歳)と, 実施しない群12名(男性8名, 女性3名, 平均年齢76.3歳)に分けた. 効果の検証:実施群では, 3つの運動の各3種類から各1種類を自ら選択し1カ月間実施してもらった. 実施前, 実施1カ月後, 終了1カ月後の3回, 嚥下機能についてフードテストを, 発話機能について5秒間の「pa」「ta」「ka」の発話数を, 呼吸機能について最大吸気保持時間および最大呼気持続時間を測定した. 本研究は, 所属機関の研究倫理審査委員会の承認を得て実施した. 【結果】 機能的口腔ケアの実施群は, 1週に14回以上運動を実施でき, 最大吸気保持時間が実施前と比較し終了1カ月後で有意に延長した(p
ISSN:1343-8441