(I-P4-2)口腔ケアの有効性について~グループホームにおいて
【目的】今回われわれはグループホームに入居している高齢者に対して口腔機能の低下予防と口腔機能の向上を目的とした口腔ケア(器質的・機能的)を行い, その効果を評価, 検討した結果若干の知見を得たのでその概要を報告する. 【対象】対象は, 熊本県内のグループホーム入居している対象人数は, 男性9人, 女性35人の計44人で, 平均は84.2歳であった. 【方法】2005年9月から2006年3月までの6ヶ月間(週1回)で歯科衛生士によって個別に器質的口腔ケアと機能的口腔ケアを実施した. その実施前と実施後に歯科医師により20項目の口腔機能評価を行い担当職員にアセスメント表を記入してもらった. 【結果...
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Zusammenfassung: | 【目的】今回われわれはグループホームに入居している高齢者に対して口腔機能の低下予防と口腔機能の向上を目的とした口腔ケア(器質的・機能的)を行い, その効果を評価, 検討した結果若干の知見を得たのでその概要を報告する. 【対象】対象は, 熊本県内のグループホーム入居している対象人数は, 男性9人, 女性35人の計44人で, 平均は84.2歳であった. 【方法】2005年9月から2006年3月までの6ヶ月間(週1回)で歯科衛生士によって個別に器質的口腔ケアと機能的口腔ケアを実施した. その実施前と実施後に歯科医師により20項目の口腔機能評価を行い担当職員にアセスメント表を記入してもらった. 【結果】口腔機能評価において歯肉炎症, 口腔清掃状態, 舌苔, 頚部伸展, 最長発声持続時間, 口唇の突出, 口唇を引く, 頬ふくらまし, 上口唇をなめる, 下口唇をなめる, 奥舌の挙上の11項目について有意に数値が高くなった. また, アセスメント表の体重の項目において, 実施前と比較して実施後有意に増加した. 以上のことより今回行った機能的口腔ケアは口腔機能の向上に有効と示唆された. |
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ISSN: | 1343-8441 |