分枝鎖アミノ酸摂取を併用した通所リハビリテーションが要介護高齢者の筋力とバランス機能に与える影響
【目的】無作為化比較試験を用いて,分枝鎖アミノ酸(branched chain amino acid:以下,BCAA)摂取を併用した運動療法が身体機能に及ぼす効果について明らかにすること。【方法】対象は,要介護高齢者52例。無作為にBCAA群27例と対照群25例に割りつけた。運動開始10分前にBCAAを摂取し,最大筋力の30%負荷での筋力練習を3セット,有酸素運動とバランス練習とを各1セット,計5セットを週1〜2回実施した。3ヵ月間の運動介入と栄養介入とを行った。四肢粗大筋力,握力,Timed Up and Go test, Functional reach test(以下,FRT),身体活動...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 2015/08/20, Vol.42(5), pp.428-433 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】無作為化比較試験を用いて,分枝鎖アミノ酸(branched chain amino acid:以下,BCAA)摂取を併用した運動療法が身体機能に及ぼす効果について明らかにすること。【方法】対象は,要介護高齢者52例。無作為にBCAA群27例と対照群25例に割りつけた。運動開始10分前にBCAAを摂取し,最大筋力の30%負荷での筋力練習を3セット,有酸素運動とバランス練習とを各1セット,計5セットを週1〜2回実施した。3ヵ月間の運動介入と栄養介入とを行った。四肢粗大筋力,握力,Timed Up and Go test, Functional reach test(以下,FRT),身体活動,介入回数の評価を実施した。【結果】FRTはBCAA摂取と運動療法との併用の有意な効果を認めた。他の項目は効果を認めなかった。【結論】週2回程度の頻度で,運動開始10分前にBCAAを摂取し,30%負荷での運動療法を中心に実施することで,効果的にバランス機能を改善することが示唆された。 |
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ISSN: | 0289-3770 2189-602X |
DOI: | 10.15063/rigaku.KJ00010032611 |