痴呆性老人の生活障害
痴呆の発症・進行により, 老人は日常生活の自立性を損ない介助が必要になる. この日常生活の障害には一定の順序があり, 軽症痴呆で生活関連動作に介助が必要となり, 中等症痴呆で日常生活動作に介助が必要となり始め, 重症痴呆において日常生活は全介助となり, 起居・歩行動作にも介助が必要となるとされている. しかし, 従来, 痴呆性老人の日常生活の障害の経過について詳細に記述したものはなく, 介助が必要になる状況も明らかではない. 今回, 痴呆性老人の行動と介護内容の経過について調査を行った. 痴呆性老人の日常生活の障害の経過と, 介助が必要になる状況を知り, 痴呆性老人の日常生活に対する訓練計画と...
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Veröffentlicht in: | 理学療法学 1998, Vol.25 (suppl-2), p.3-3 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 痴呆の発症・進行により, 老人は日常生活の自立性を損ない介助が必要になる. この日常生活の障害には一定の順序があり, 軽症痴呆で生活関連動作に介助が必要となり, 中等症痴呆で日常生活動作に介助が必要となり始め, 重症痴呆において日常生活は全介助となり, 起居・歩行動作にも介助が必要となるとされている. しかし, 従来, 痴呆性老人の日常生活の障害の経過について詳細に記述したものはなく, 介助が必要になる状況も明らかではない. 今回, 痴呆性老人の行動と介護内容の経過について調査を行った. 痴呆性老人の日常生活の障害の経過と, 介助が必要になる状況を知り, 痴呆性老人の日常生活に対する訓練計画と介護者指導に役立てることを目的とする. |
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ISSN: | 0289-3770 |