両側同時TKRと片側TKR

我々は第30回日本理学療法士学会に於いて, 退院後屋外歩行が自立している全人工膝関節置換術(以下TKR)患者を両側同時・片側の別に分け膝ROMと歩行速度について報告した. 今回は, 術後在院中の理学療法を検討する目的も兼ね, 退院時に両群の間で以下の3項目について比較・検討し若干の知見を得たので報告する. (対象) 1994年6月から1995年10月までに当院にてTKRを受けた症例のうち術前・退院時の評価が可能で骨移植・膝蓋骨内方移動術などを併用されず, 著名なROM制限のために非観血的関節授動術を施行されなかった28例を対象とした. 内訳は両側同時TKR群17名(男1名, 女16名);片側T...

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Veröffentlicht in:理学療法学 1996, Vol.23 (suppl-2), p.94-94
Hauptverfasser: 井ノ上修一, 迫田勇一郎, 黒木場博幸, 林田一夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:我々は第30回日本理学療法士学会に於いて, 退院後屋外歩行が自立している全人工膝関節置換術(以下TKR)患者を両側同時・片側の別に分け膝ROMと歩行速度について報告した. 今回は, 術後在院中の理学療法を検討する目的も兼ね, 退院時に両群の間で以下の3項目について比較・検討し若干の知見を得たので報告する. (対象) 1994年6月から1995年10月までに当院にてTKRを受けた症例のうち術前・退院時の評価が可能で骨移植・膝蓋骨内方移動術などを併用されず, 著名なROM制限のために非観血的関節授動術を施行されなかった28例を対象とした. 内訳は両側同時TKR群17名(男1名, 女16名);片側TKR群11名(男1名;女10名)の順に, 年齢:70.18±5.04;69.45±7.87歳, 身長:1.47±0.04;1.49±0.07m, 体重:53.56±7.52;55.23±8.79kgであった.
ISSN:0289-3770