慢性呼吸不全を主要問題とする重症脳損傷児一症例に対するPT治療の考察

常に医療管理を必要とする重症脳損傷児(以下, 重症児)の理学療法(以下, PT)は, 治療効果の判定が困難である. しかし, 重症児のPTは必要不可欠である. その理由は, 重度の異常筋緊張と重症の呼吸機能障害を放置すれば, 全身状態はより増悪するからである. 我々は, 数年来, 神経発達学的治療(以下, NDT)を基本とした重症児のPTに取り組んできた. 今回, 肺理学療法を加えて, 一人の重症児で客観的に治療効果を判定する試みをしたので報告する....

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Veröffentlicht in:理学療法学 1990, Vol.17 (suppl), p.282-282
Hauptverfasser: 染谷淳司, 伊藤泰広, 田上文子, 鈴木のぞみ, 宮本久志, 推名亜紀
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:常に医療管理を必要とする重症脳損傷児(以下, 重症児)の理学療法(以下, PT)は, 治療効果の判定が困難である. しかし, 重症児のPTは必要不可欠である. その理由は, 重度の異常筋緊張と重症の呼吸機能障害を放置すれば, 全身状態はより増悪するからである. 我々は, 数年来, 神経発達学的治療(以下, NDT)を基本とした重症児のPTに取り組んできた. 今回, 肺理学療法を加えて, 一人の重症児で客観的に治療効果を判定する試みをしたので報告する.
ISSN:0289-3770