Transferを考える「片麻痺の場合」

Transferとは, 物体がある位置からある位置へと空間的に移動することである. 日常, 我々セラピストは理学療法業務の中で, 種々のTransferを患者を通して経験している. Transferは, 寝返りなどの臥位レベルのものから車椅子からベッドへ乗り移る立位レベルのものまで様々な項目を含んでいる. 今回, Transferをテーマとし, ImpairmentとDisabilityの関連を『片麻痺』について分析検討し考察を加えたが, テーマ自体が断定的な結論を引き出すにはあまりに大きく, また関連する要素が複雑に絡み合っているのが現状である. 今後, 継続的に検討されるための一つの問題提...

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Veröffentlicht in:理学療法学 1990/03/10, Vol.17(2), pp.131-136
Hauptverfasser: 奥村, 直之, 岩田, かよ子, 沖田, 幸治, 井上, 直由, 椎葉, 美智恵, 武井, 美和, 中島, 栄子, 西嶋, 望, 山田, 周子, 高木, 千佐登, 早矢仕, あゆみ, 嶋田, 智明, 武政, 誠一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:Transferとは, 物体がある位置からある位置へと空間的に移動することである. 日常, 我々セラピストは理学療法業務の中で, 種々のTransferを患者を通して経験している. Transferは, 寝返りなどの臥位レベルのものから車椅子からベッドへ乗り移る立位レベルのものまで様々な項目を含んでいる. 今回, Transferをテーマとし, ImpairmentとDisabilityの関連を『片麻痺』について分析検討し考察を加えたが, テーマ自体が断定的な結論を引き出すにはあまりに大きく, また関連する要素が複雑に絡み合っているのが現状である. 今後, 継続的に検討されるための一つの問題提起の意味を含めて報告する.
ISSN:0289-3770
2189-602X
DOI:10.15063/rigaku.KJ00001306093