XML手法を用いた院内医療機器管理システム開発の基礎的研究

医療技術の進歩に伴い医療機器の機能や構造が複雑化しているため, 医療機器に熟知した臨床工学技士が医師や看護師などと緊密な連携を図ることで安全な医療体制を確立することができる. また, 医療機器が医療現場で適正かつ安全に利用するためには, 定期的な保守点検を実施し, 記録, 保存を行わなければならない. 厚生労働省は, すべての病院および有床診療所に医療安全管理体制の確保を管理者に義務付けるため, 「医療安全対策のための医療法施行規則一部改正」とともに, 「医療安全管理体制未整備減算および褥瘡対策未実施減算について」を平成14年10月1日に施行した1, 2). 増大する医療費の抑制策が次々と打ち...

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Veröffentlicht in:医科器械学 2004/07/01, Vol.74(7), pp.335-342
Hauptverfasser: 森, 信洋, 高倉, 照彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:医療技術の進歩に伴い医療機器の機能や構造が複雑化しているため, 医療機器に熟知した臨床工学技士が医師や看護師などと緊密な連携を図ることで安全な医療体制を確立することができる. また, 医療機器が医療現場で適正かつ安全に利用するためには, 定期的な保守点検を実施し, 記録, 保存を行わなければならない. 厚生労働省は, すべての病院および有床診療所に医療安全管理体制の確保を管理者に義務付けるため, 「医療安全対策のための医療法施行規則一部改正」とともに, 「医療安全管理体制未整備減算および褥瘡対策未実施減算について」を平成14年10月1日に施行した1, 2). 増大する医療費の抑制策が次々と打ち出されるなかで, 少しでも病院経営を改善させるためにも工学的知識を有した臨床工学技士で医療機器における保守管理体制を充実させることが必要である. しかし, 医療機器の保守点検を専門に従事している臨床工学技士は一部の公立や私立に配置されているだけで明確な保守管理法が確立されていない3).
ISSN:0385-440X
1881-4875
DOI:10.4286/ikakikaigaku.74.7_335