高含水(ポリビニルアルコー)ゴムの滅菌前付着菌の計測
医用材料には, 製品滅菌前段階での付着菌数100以下が望ましいとされている1). その計測法は特に規定されていないが, 一般には試料表面へ寒天培地を接触させ, 寒天側へ転写(移行)した微生物を培養・計測する手法2), あるいは試料洗液を炉過後, フィルター(MF. メンブランフィルター)上の微生物を培養(計測)する方式2,3)が採られる. しかし付着菌が全て寒天側へ転写されるとは考え難い. また洗浄による付着菌の回収率に疑問があるうえ, 洗浄炉過後の培養(菌検出感度)にも課題を残す4). 今回試料片を培養液へ直接浸漬する計測法を提案し, これに基づき, 前報5,6)の高含水(ポリビニルアルコー...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 医科器械学 1990/03/01, Vol.60(3), pp.107-110 |
---|---|
1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 医用材料には, 製品滅菌前段階での付着菌数100以下が望ましいとされている1). その計測法は特に規定されていないが, 一般には試料表面へ寒天培地を接触させ, 寒天側へ転写(移行)した微生物を培養・計測する手法2), あるいは試料洗液を炉過後, フィルター(MF. メンブランフィルター)上の微生物を培養(計測)する方式2,3)が採られる. しかし付着菌が全て寒天側へ転写されるとは考え難い. また洗浄による付着菌の回収率に疑問があるうえ, 洗浄炉過後の培養(菌検出感度)にも課題を残す4). 今回試料片を培養液へ直接浸漬する計測法を提案し, これに基づき, 前報5,6)の高含水(ポリビニルアルコール)ゴム膜(100×100mm)の滅菌前付着菌数を求める. |
---|---|
ISSN: | 0385-440X 1881-4875 |
DOI: | 10.4286/ikakikaigaku.60.3_107 |