舌咽神経痛と診断された20症例について
「I 緒言」舌咽神経痛はその支配領域に生じる片側の繰り返す発作性の激痛であり, 年間10万人に0.7人の頻度と推定され, 三叉神経痛の100分の1とまれな症候群である. 今回, 2010年から2021年に舌咽神経痛と診断された患者20例 (仙台ペインクリニック19例, 南東北病院1例) の臨床的特徴について調査した. なお, 本報告は各機関の倫理委員会にて承認を得ている (仙台ペインクリニック : 承認番号R4-01, 南東北病院 : 承認番号549). 「II 結果」受診時の平均年齢は66±11歳 (41~82歳) で, 男性10人, 女性10人であった. 患側は左70%, 右25%と左が多...
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Veröffentlicht in: | 日本ペインクリニック学会誌 2022/11/25, Vol.29(11), pp.223-226 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「I 緒言」舌咽神経痛はその支配領域に生じる片側の繰り返す発作性の激痛であり, 年間10万人に0.7人の頻度と推定され, 三叉神経痛の100分の1とまれな症候群である. 今回, 2010年から2021年に舌咽神経痛と診断された患者20例 (仙台ペインクリニック19例, 南東北病院1例) の臨床的特徴について調査した. なお, 本報告は各機関の倫理委員会にて承認を得ている (仙台ペインクリニック : 承認番号R4-01, 南東北病院 : 承認番号549). 「II 結果」受診時の平均年齢は66±11歳 (41~82歳) で, 男性10人, 女性10人であった. 患側は左70%, 右25%と左が多かった. 疼痛部位は, 扁桃窩・咽頭 (喉の中, 喉) 80%, 下顎角 (下顎痛) 55%, 耳 (耳後部, 耳の奥) 35%, 舌の後部10%で, 誘発因子は, 嚥下90%, 発声65%, 咳嗽15%, 欠伸10%であった. |
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ISSN: | 1340-4903 1884-1791 |
DOI: | 10.11321/jjspc.22-0024 |