高周波熱凝固法の使用経験

脊椎圧迫骨折には, その原因として骨粗鬆症の他, 外傷性や転移性脊椎腫瘍によるものがあげれる. 当科では, これらの症例に対し積極的に脊髄神経後枝内側枝に対する高周波熱凝固法を適用し, 疼痛軽減に有効であったので報告する. 対象は当院および当院関連施設より20名とし, 内訳は骨粗鬆症16名, 骨転移3名, 透析患者1名であった. 効果の評価法は著効(VAS 0-1), 有効(VAS 2-5), やや有効(VAS 6-9), 不変の4段階に分けた. 結果は著効7例, 有効8例, やや有効3例, 不変2例と著効・有効例が全体で75%を占め, 高周波熱凝固法は概ね疼痛軽減に有効であった....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本ペインクリニック学会誌 2000, Vol.7 (3), p.109-109
Hauptverfasser: 長島君元, 間宮敬子, 鈴木昭弘, 櫻井行一, 岩崎寛, 寺尾基, 赤間保之, 的場光昭
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:脊椎圧迫骨折には, その原因として骨粗鬆症の他, 外傷性や転移性脊椎腫瘍によるものがあげれる. 当科では, これらの症例に対し積極的に脊髄神経後枝内側枝に対する高周波熱凝固法を適用し, 疼痛軽減に有効であったので報告する. 対象は当院および当院関連施設より20名とし, 内訳は骨粗鬆症16名, 骨転移3名, 透析患者1名であった. 効果の評価法は著効(VAS 0-1), 有効(VAS 2-5), やや有効(VAS 6-9), 不変の4段階に分けた. 結果は著効7例, 有効8例, やや有効3例, 不変2例と著効・有効例が全体で75%を占め, 高周波熱凝固法は概ね疼痛軽減に有効であった.
ISSN:1340-4903