P-10 当院における急性肺塞栓症診療のまとめ
「はじめに」急性肺血栓塞栓症(APTE), 深部静脈血栓症(DVT)といった静脈血栓症(VTE)は, 看過された場合に重篤化する疾患であり, 急性期の早期診断および治療が重要な疾患である. 近年新たな治療薬剤としてXa阻害薬などの直接経口抗凝固薬(DOAC)を使用できるようになり, VTE診療は変化してきている. 当院での今後のVTE診療をより改善していくために, 今までのVTE症例の特徴や治療内容, 治療成績に関して調査した. 「方法」「対象」2009年10月から2016年9月までの7年間に, 当院入院中に診療したAPTE 210例を対象とし, 後ろ向きに調査した. 診断は, 症状の有無に関...
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Veröffentlicht in: | 心臓 2017-07, Vol.49 (7), p.768-770 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」急性肺血栓塞栓症(APTE), 深部静脈血栓症(DVT)といった静脈血栓症(VTE)は, 看過された場合に重篤化する疾患であり, 急性期の早期診断および治療が重要な疾患である. 近年新たな治療薬剤としてXa阻害薬などの直接経口抗凝固薬(DOAC)を使用できるようになり, VTE診療は変化してきている. 当院での今後のVTE診療をより改善していくために, 今までのVTE症例の特徴や治療内容, 治療成績に関して調査した. 「方法」「対象」2009年10月から2016年9月までの7年間に, 当院入院中に診療したAPTE 210例を対象とし, 後ろ向きに調査した. 診断は, 症状の有無に関わらず造影CT検査で肺動脈に血栓を認めたものとした. 「調査項目」APET診断時の重症度(循環虚脱型, 広範型, 亜広範型, 非広範型), 深部静脈血栓症(DVT)の合併, APTE発症のリスク因子, 2年生存率に関して調査した. |
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ISSN: | 0586-4488 |