デキサメタゾン大量療法により心不全の改善をみた心アミロイドーシスの1例
症例は, 49歳, 男性. 2007年11月ころより労作時呼吸困難感を自覚するようになり, 2008年2月の心電図にて高度房室ブロックを指摘された. 恒久的ペースメーカーを植え込むとともに, 心筋生検および皮下脂肪織生検を行い, 心アミロイドーシスと確定診断したが, すでに心不全をきたしており侵襲性の高い治療は困難であったため, 比較的低侵襲と考えられるデキサメタゾン大量療法を行った. 以後2年以上, 心不全の再発をきたすことなく良好に経過している. 本邦で心アミロイドーシスに対しデキサメタゾン大量療法を施行し, 良好な経過を得た報告は極めて稀であり, 若干の文献的考察をまじえて報告する....
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Veröffentlicht in: | 心臓 2011, Vol.43(10), pp.1335-1340 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 症例は, 49歳, 男性. 2007年11月ころより労作時呼吸困難感を自覚するようになり, 2008年2月の心電図にて高度房室ブロックを指摘された. 恒久的ペースメーカーを植え込むとともに, 心筋生検および皮下脂肪織生検を行い, 心アミロイドーシスと確定診断したが, すでに心不全をきたしており侵襲性の高い治療は困難であったため, 比較的低侵襲と考えられるデキサメタゾン大量療法を行った. 以後2年以上, 心不全の再発をきたすことなく良好に経過している. 本邦で心アミロイドーシスに対しデキサメタゾン大量療法を施行し, 良好な経過を得た報告は極めて稀であり, 若干の文献的考察をまじえて報告する. |
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ISSN: | 0586-4488 2186-3016 |
DOI: | 10.11281/shinzo.43.1335 |