[最近の話題]メタボリックシンドロームと高血圧
今回は, メタボリックシンドロームと高血圧というテーマで, お話をさせていただきたいと思います. メタボリックシンドロームとは, 内臓脂肪蓄積, 糖代謝異常, 脂質代謝異常, 高血圧のいくつか, あるいはすべてが合併した状態であり, その背景にはインスリン抵抗性があると考えられています. メタボリックシンドロームにはいくつかの診断基準が存在します. 国際的には, NCEP, 全米コレステロール教育プログラムの基準, WHO世界保健機関の基準などがよく用いられています. 本邦では, メタボリックシンドローム診断基準検討委員会が2005年にメタボリックシンドロームの診断基準を提唱しております. な...
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Veröffentlicht in: | 心臓 2006, Vol.38 (10), p.1068-1070 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 今回は, メタボリックシンドロームと高血圧というテーマで, お話をさせていただきたいと思います. メタボリックシンドロームとは, 内臓脂肪蓄積, 糖代謝異常, 脂質代謝異常, 高血圧のいくつか, あるいはすべてが合併した状態であり, その背景にはインスリン抵抗性があると考えられています. メタボリックシンドロームにはいくつかの診断基準が存在します. 国際的には, NCEP, 全米コレステロール教育プログラムの基準, WHO世界保健機関の基準などがよく用いられています. 本邦では, メタボリックシンドローム診断基準検討委員会が2005年にメタボリックシンドロームの診断基準を提唱しております. なぜ, いくつも診断基準があるのでしょうか. どの基準がメタボリックシンドロームの病態を反映するものとしてもっとも適切か完全には定まっていない, ということや, 人種や居住地によっても適切な診断基準が異なる可能性がある, ということなどが理由としてあげられるでしょう. 今まで提唱されてきた基準についても, 今後微修正がなされる可能性があります. |
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ISSN: | 0586-4488 |