2度の気道緊急を呈した喉頭魚骨異物例(Larynx fish bone foreign bodies that caused airway obstruction twice)
要旨 魚骨異物は救急外来で多く遭遇するが,気道緊急を呈することは稀である。今回気道緊急を呈した魚骨異物に対して,1度除去したにも関わらず,残存していた声門下魚骨異物により再度気道緊急を呈した症例を経験した。1歳8ヶ月の男児が夕食後に喘鳴を認め,声門間隙による魚骨異物と診断し全身麻酔下でこれを除去した。除去後に咽喉頭ファイバースコープで確認した際には異物残存を認めなかった。摘出後翌日に退院となったが,退院6日目より再度喘鳴および流涎を認め,退院7日目に再受診した。再度,咽喉頭ファイバースコープを施行したところ,声門下に魚骨異物を認めたため,気管切開後に摘出を行った。声門下異物は稀であるが,気道緊...
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Veröffentlicht in: | Nihon Kyūkyū Igakkai zasshi 2015-03, Vol.26 (3), p.85-88 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | eng |
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