青森県野辺地町産カワラケツメイ熱水浸出液中の酸素ラジカル吸収能とルテオリン含量

実際の摂取方法を考慮して,カワラケツメイ熱水浸出液中のH-ORAC値と総ポリフェノール,ルテオリンおよびL7Gc含有量の測定を行った。その結果,カワラケツメイ熱水浸出液は,抗酸化能を有すること,烏龍茶と同程度のポリフェノールを含んでいることが示された。また,カワラケツメイ中には一般的な茶飲料には含まれないルテオリンおよびL7Gcが含まれていることが明らかとなった。部位別では鞘がもっとも抗酸化能が高く,ポリフェノールやL7Gcを含んでいた。以上より,カワラケツメイはルテオリンの摂取源となる食品であることが示され,部位別での活用等を検討することで食品としての付加価値向上につながることが期待された。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Food preservation science 2023-03, Vol.49 (2), p.67-73
Hauptverfasser: 山元, 涼子, 千葉, 侑未, 鳴海, 仕, 澤畑, いずみ, 岩井, 邦久, 友寄, 博子, 白土, 英樹
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:実際の摂取方法を考慮して,カワラケツメイ熱水浸出液中のH-ORAC値と総ポリフェノール,ルテオリンおよびL7Gc含有量の測定を行った。その結果,カワラケツメイ熱水浸出液は,抗酸化能を有すること,烏龍茶と同程度のポリフェノールを含んでいることが示された。また,カワラケツメイ中には一般的な茶飲料には含まれないルテオリンおよびL7Gcが含まれていることが明らかとなった。部位別では鞘がもっとも抗酸化能が高く,ポリフェノールやL7Gcを含んでいた。以上より,カワラケツメイはルテオリンの摂取源となる食品であることが示され,部位別での活用等を検討することで食品としての付加価値向上につながることが期待された。
ISSN:1344-1213