ベトナムでの間断灌漑の温室効果ガス排出削減効果と普及に向けた課題
地球規模での気候変動を受け,温室効果ガス(GHG)の排出削減が世界的な課題となっている。筆者らは,ベトナムでの研究から,間断灌漑が水田から排出されるGHGの一つであるメタンの削減に有効であることを確認したほか,反収の増加とポンプ経費の削減も合わせて確認し,これらを政策提言にとりまとめ,ベトナム・アンジャン省政府に提出した。その後,同省における間断灌漑は60%程度まで普及率を伸ばした。さらなる普及に向けては,水管理労務削減のためのICTの活用,用排水路整備・圃場整備などの基盤整備,近隣諸国への波及などを考えていく必要がある。...
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Veröffentlicht in: | 水土の知 : 農業農村工学会誌 : journal of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering 2021, Vol.89(11), pp.847-850,a1 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 地球規模での気候変動を受け,温室効果ガス(GHG)の排出削減が世界的な課題となっている。筆者らは,ベトナムでの研究から,間断灌漑が水田から排出されるGHGの一つであるメタンの削減に有効であることを確認したほか,反収の増加とポンプ経費の削減も合わせて確認し,これらを政策提言にとりまとめ,ベトナム・アンジャン省政府に提出した。その後,同省における間断灌漑は60%程度まで普及率を伸ばした。さらなる普及に向けては,水管理労務削減のためのICTの活用,用排水路整備・圃場整備などの基盤整備,近隣諸国への波及などを考えていく必要がある。 |
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ISSN: | 1882-2770 1884-7196 |
DOI: | 10.11408/jjsidre.89.11_847 |