傾斜放牧草地における牛の排尿と尿由来養分の空間分布

傾斜放牧草地における合理的な施肥対応に資することを目的として,牛の排尿と尿由来養分供給の分布の評価を行った。傾斜放牧草地(1.5ha)において10mメッシュ毎の排尿回数を調査し,この排尿回数と尿中養分量から尿由来養分供給量を算出した。メッシュ毎の年平均排尿回数は傾斜角との間に負の,比高との間に正の相関関係が認められた。折れ線モデルにより,年平均排尿回数は傾斜角10.7度に折曲点をもつことが示された。牧柵および庇陰樹周辺の排尿回数は放牧施設以外のメッシュより有意に多かった(p...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Nippon Sōchi Gakkaishi 2012/10/15, Vol.58(3), pp.146-152
Hauptverfasser: 山田, 大吾, 東山, 雅一, 山口, 学, 渋谷, 岳, 進藤, 和政, 手島, 茂樹
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:傾斜放牧草地における合理的な施肥対応に資することを目的として,牛の排尿と尿由来養分供給の分布の評価を行った。傾斜放牧草地(1.5ha)において10mメッシュ毎の排尿回数を調査し,この排尿回数と尿中養分量から尿由来養分供給量を算出した。メッシュ毎の年平均排尿回数は傾斜角との間に負の,比高との間に正の相関関係が認められた。折れ線モデルにより,年平均排尿回数は傾斜角10.7度に折曲点をもつことが示された。牧柵および庇陰樹周辺の排尿回数は放牧施設以外のメッシュより有意に多かった(p
ISSN:0447-5933
2188-6555
DOI:10.14941/grass.58.146