給液濃度がかん水同時施肥法で栽培したスプレーカーネーションの切り花収量と品質および時期別養分吸収特性に及ぼす影響
スプレーカーネーションのかん水同時施肥法における養分吸収特性を‘バーバラ’で調査した。窒素:リン(P):カリウム(K):カルシウム(Ca):マグネシウム(Mg)の含有率(%)が15:6.5:12.5:3.6:0.9の液肥を、低濃度(3,000倍)、中濃度(1,500倍)、高濃度(1,000倍)の3水準で、毎日0.0〜13.9mmずつ点滴給液した。切り花収量は中濃度区と高濃度区が多く、切り花品質は2番花において低濃度区の切り花重が減少した。植物体の窒素およびカリウム含有率は乾物増加量が増大するにつれて低下し、リンは秋期と春期に減少した。低濃度区の窒素、カリウムの含有率は土壌養分含有量の減少にとも...
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Veröffentlicht in: | Okayama Daigaka Nogakubu gakujutsu hokuku 2010-02 (99), p.55-62 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | スプレーカーネーションのかん水同時施肥法における養分吸収特性を‘バーバラ’で調査した。窒素:リン(P):カリウム(K):カルシウム(Ca):マグネシウム(Mg)の含有率(%)が15:6.5:12.5:3.6:0.9の液肥を、低濃度(3,000倍)、中濃度(1,500倍)、高濃度(1,000倍)の3水準で、毎日0.0〜13.9mmずつ点滴給液した。切り花収量は中濃度区と高濃度区が多く、切り花品質は2番花において低濃度区の切り花重が減少した。植物体の窒素およびカリウム含有率は乾物増加量が増大するにつれて低下し、リンは秋期と春期に減少した。低濃度区の窒素、カリウムの含有率は土壌養分含有量の減少にともない、低下した。高濃度区では土壌の窒素およびリン含有量が栽培終了時に大幅に増大した。中濃度での給液における1株当たりの総養分吸収量は窒素が2,807.0mg、リンが493.5mg、カリウムが3,667.4mg、カルシウムが1,615.8mg、マグネシウムが320.9mgであった。リン、カリウム、カルシウム、マグネシウムの窒素に対する吸収割合はいずれも春期に約1.3倍に上昇した。スタンダードカーネーションとの比較では、スプレーカーネーションでは、ややリンの植物体含有率と吸収量が少ないが、窒素、カリウム、カルシウム、マグネシウムの植物体含有率および吸収量には、ほとんど差がなかった。 |
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ISSN: | 0474-0254 |