ため池における外来魚・オオクチバシの影響と駆除
オオクチバスは、寿命が長く大型に成長、強い繁殖力と高い生残、柔軟な食性などの生物的特徴を持つことから分布域を急速に拡大し、秋田県では1982年の初確認後、2002年には全県69市町村のうち61市町村で生息が確認されている。本種はため池において、魚類相の貧困化、本種現存量の卓越、種多様性の低下など生態系に多くの影響を及ぼしている。ため池において本種を駆除するためには、干出が可能であっても、継続して3回程度行う必要があると推察された。今後、外来魚問題に対応するためには、予防的措置、早期発見・早期駆除、役割分担、駆除技術の開発などを行うことが重要である。...
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Veröffentlicht in: | Nōgyō Doboku Gakkai-Shi 2005-09, Vol.73 (9), p.797-800 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | オオクチバスは、寿命が長く大型に成長、強い繁殖力と高い生残、柔軟な食性などの生物的特徴を持つことから分布域を急速に拡大し、秋田県では1982年の初確認後、2002年には全県69市町村のうち61市町村で生息が確認されている。本種はため池において、魚類相の貧困化、本種現存量の卓越、種多様性の低下など生態系に多くの影響を及ぼしている。ため池において本種を駆除するためには、干出が可能であっても、継続して3回程度行う必要があると推察された。今後、外来魚問題に対応するためには、予防的措置、早期発見・早期駆除、役割分担、駆除技術の開発などを行うことが重要である。 |
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ISSN: | 0369-5123 |