乳熱牛における乾乳期の血清酒石酸耐性酸フォスファターゼ活性値

乳熱牛における乾乳期の骨代謝状態を明らかにする目的で、乳熱牛(11頭)、ダウナー牛(7頭)および健康牛(14頭)において血清酒石酸耐性酸フォスファターゼ(TRAP)活性値の推移を検討した。乳熱牛の乾乳期の血清TRAP活性値は、いずれも1.0U/l以下であり、ダウナー牛や健康牛に比べて平均値に差異はないものの、他群で散見された比較的高いTRAP活性値を示す個体は認められなかった。このことから、乳熱牛では乾乳期に骨代謝が不活性状態にあることが示唆された。...

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Veröffentlicht in:Japanese Journal of Veterinary Clinics 2003/11/08, Vol.26(2), pp.53-56
Hauptverfasser: 佐藤, 繁, 小野, 秀弥, 植松, 正巳, 畠山, 直一郎, 角田, 元成, 佐藤, 淳
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:乳熱牛における乾乳期の骨代謝状態を明らかにする目的で、乳熱牛(11頭)、ダウナー牛(7頭)および健康牛(14頭)において血清酒石酸耐性酸フォスファターゼ(TRAP)活性値の推移を検討した。乳熱牛の乾乳期の血清TRAP活性値は、いずれも1.0U/l以下であり、ダウナー牛や健康牛に比べて平均値に差異はないものの、他群で散見された比較的高いTRAP活性値を示す個体は認められなかった。このことから、乳熱牛では乾乳期に骨代謝が不活性状態にあることが示唆された。
ISSN:1346-8464
1883-4604
DOI:10.4190/jjvc2001.26.53